これが初釜だ!
無謀にも、2年前の初釜から茶道デビューした。
先生は、叔母が絶大なる信頼を寄せる叔母の友人。
叔母と先生とは古い付き合いで、
27年前、私の母が亡くなった時、
「お姉様のために」
と言って叔母にお茶を点ててくれたという。
茶道の先生のカガミのようなこの先生、
先日、うちのお父しゃんがご挨拶をさせていただいた折、
その後ですぐさま叔母に電話を入れたらしい。
「ね~、ね~!あの人、ハゲなの?坊主なの?」
お父しゃんは、失礼があってはならぬと、しっかりと帽子を脱いで挨拶をしたという。
「え~?!ワシ、帽子を脱ぐんじゃなかった~!!!」
悔しがるお父しゃん。
好奇心旺盛で勉強熱心な先生は、今もなお、茶道のお稽古に通っており、
懐石料理や和菓子作りの勉強もされているが、
その一方で、自己流のどじょうすくいも得意だという楽しいお人柄。
お茶会は、時として「ユーモア茶会」となる。
この日は、叔母、友人と3人で参加。
表?入千林、次は何じゃ?
「春は 千林に入り所々に鶯」
春の気配が林という 林に充ち 至る所でうぐいすが鳴いている、という、初釜にふさわしい掛け軸・・・で、あるらしい。
古文、漢文が苦手だった私は、先生のレクチャーだけが頼り。
茶室に入ると、まず、掛け軸と花を拝見し、もう1度掛け軸を見て礼!
次に、釜と棚も拝見して席に着く。
季節ごとに炉縁の四角い木枠まで変わる。
お茶の先生って大変ね~、と、思う。
先生と挨拶を交わした後は、先生のお炭手前。
灰は、お茶をかけて染め、天日で乾かし、ふるいにかけ、
炭は畳が汚れないよう、事前に水洗いして乾かすのだそう。
一杯のお茶のために、すでに、これだけの手間。
炭は、お湯がよく沸くように、釜の底を傷つけないように、そして、美しく見えるように並べる。
客は、炉の周りに集まり、炭を拝見。
「時分時ですので粗飯を差し上げます。」
まず、向付(むこうづけ)とお酒が出される。
食べるのに夢中で写真の撮り忘れもあるが、この後、煮物、焼き物、強肴数種、椀物と続く。
たっぷり出してくださるので、だんだん、帯を解きたくなってくる。
大好物の蒸寿司のあたりでは、目は食べたいがお腹が・・・
と、残念ながら戦いの様相を呈してくる。
「もうダメだ!」
と思った頃に、恒例のゲーム。
選ぶ杯により、歌や踊りを強いられる。
一人だけ、歌が当たってしまった叔母は、動じもせず、江戸端唄「茄子と南瓜」を披露。
上級者だな~、と尊敬。
そして、まだまだご馳走は続く。
海と山の珍味を盛った八寸。
お漬物もあったよな~。
懐石が済むと、次は主菓子。
これで初座が終了。
茶室を出て、しばらく休息。
その間に、先生は、お濃茶のために茶室をととのえる。
銅鑼の音を合図に、再び入室。
お濃茶は、一つのお茶碗で、客全員が回し飲みをする。
客同士の結びつきを深くするという意味合いがあるらしい。
お濃茶の後は、お薄。
これは、一人一つずつお茶碗を使って飲む。
お菓子も茶道の勉強だからとおっしゃって、全国津々浦々の美味しいお茶菓子をたっぷりと出してくださる。なんと、先生手作りのお菓子まである。
まだまだつづく・・・。
ジャ~ン!この日のお持ち帰り。
食べきれなかったお菓子に加え、お土産までいただく。
茶道の極意は、おもてなしの心であることをしっかりと教えてくださる先生。
ハゲの件は許そう。
先生は、叔母が絶大なる信頼を寄せる叔母の友人。
叔母と先生とは古い付き合いで、
27年前、私の母が亡くなった時、
「お姉様のために」
と言って叔母にお茶を点ててくれたという。
茶道の先生のカガミのようなこの先生、
先日、うちのお父しゃんがご挨拶をさせていただいた折、
その後ですぐさま叔母に電話を入れたらしい。
「ね~、ね~!あの人、ハゲなの?坊主なの?」
お父しゃんは、失礼があってはならぬと、しっかりと帽子を脱いで挨拶をしたという。
「え~?!ワシ、帽子を脱ぐんじゃなかった~!!!」
悔しがるお父しゃん。
好奇心旺盛で勉強熱心な先生は、今もなお、茶道のお稽古に通っており、
懐石料理や和菓子作りの勉強もされているが、
その一方で、自己流のどじょうすくいも得意だという楽しいお人柄。
お茶会は、時として「ユーモア茶会」となる。
この日は、叔母、友人と3人で参加。
表?入千林、次は何じゃ?
「春は 千林に入り所々に鶯」
春の気配が林という 林に充ち 至る所でうぐいすが鳴いている、という、初釜にふさわしい掛け軸・・・で、あるらしい。
古文、漢文が苦手だった私は、先生のレクチャーだけが頼り。
茶室に入ると、まず、掛け軸と花を拝見し、もう1度掛け軸を見て礼!
次に、釜と棚も拝見して席に着く。
季節ごとに炉縁の四角い木枠まで変わる。
お茶の先生って大変ね~、と、思う。
先生と挨拶を交わした後は、先生のお炭手前。
灰は、お茶をかけて染め、天日で乾かし、ふるいにかけ、
炭は畳が汚れないよう、事前に水洗いして乾かすのだそう。
一杯のお茶のために、すでに、これだけの手間。
炭は、お湯がよく沸くように、釜の底を傷つけないように、そして、美しく見えるように並べる。
客は、炉の周りに集まり、炭を拝見。
「時分時ですので粗飯を差し上げます。」
まず、向付(むこうづけ)とお酒が出される。
食べるのに夢中で写真の撮り忘れもあるが、この後、煮物、焼き物、強肴数種、椀物と続く。
たっぷり出してくださるので、だんだん、帯を解きたくなってくる。
大好物の蒸寿司のあたりでは、目は食べたいがお腹が・・・
と、残念ながら戦いの様相を呈してくる。
「もうダメだ!」
と思った頃に、恒例のゲーム。
選ぶ杯により、歌や踊りを強いられる。
一人だけ、歌が当たってしまった叔母は、動じもせず、江戸端唄「茄子と南瓜」を披露。
上級者だな~、と尊敬。
そして、まだまだご馳走は続く。
海と山の珍味を盛った八寸。
お漬物もあったよな~。
懐石が済むと、次は主菓子。
これで初座が終了。
茶室を出て、しばらく休息。
その間に、先生は、お濃茶のために茶室をととのえる。
銅鑼の音を合図に、再び入室。
お濃茶は、一つのお茶碗で、客全員が回し飲みをする。
客同士の結びつきを深くするという意味合いがあるらしい。
お濃茶の後は、お薄。
これは、一人一つずつお茶碗を使って飲む。
お菓子も茶道の勉強だからとおっしゃって、全国津々浦々の美味しいお茶菓子をたっぷりと出してくださる。なんと、先生手作りのお菓子まである。
まだまだつづく・・・。
ジャ~ン!この日のお持ち帰り。
食べきれなかったお菓子に加え、お土産までいただく。
茶道の極意は、おもてなしの心であることをしっかりと教えてくださる先生。
ハゲの件は許そう。
by bourreesam
| 2012-01-31 19:15
| 茶道
おとぼけ顔のパグプー(パグ×プードル)♂と、美形ヨーキー♀に、すっかりやられてしまった、中年夫婦の日記です。
by bourreesam
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