我が子を残して
可愛い我が子を置いて旅に出るのは辛い。
一緒に石畳の上をお散歩したいよ~。
お父しゃんは、サムを抱きしめ、
「頑張るんだぞ!」
と、軽く涙ぐむ。
留守番は子ども№.2に頼むのだが、奴にも3匹の毛深い子供達がいる。
お母しゃんは、5匹×5日分のご飯とオヤツを作り、人間の子供用にもお弁当のおかずなどせっせと作り、冷凍に勤しむ。
せめてもの罪滅ぼし。
ワクワク気分半分、後ろ髪引かれる思い半分でフィンランドに出発。
成田からフィンランドまでは、約9時間。
映画などのんびり観ていたら、寝る暇が無いほど近い。
到着した翌日は、お父しゃんも自由時間があったので、一緒に行動。
まず、会議が開かれるフィンランディアホールまで散歩。
ホールの裏側は、森と湖。
さすが、フィンランドという景色だ。
湖のまわりは遊歩道になっていて、市民の憩いの場になっている。
お!フレンチブルドッグ発見。
こんな所を毎日お散歩できるなんていいな~。
飼い主は、電話中だけど・・・。
この方も電話中。
ショップやスーパーの店員さんも、仕事そっちのけで平気で電話。
客を待たせてもなんとも思わないようで・・・。
とにかく、電話している人が多い街という印象。
その後、大聖堂やマーケット広場を見学し、ユネスコの世界遺産であるスオメンリンナへ。
マーケット広場からフェリーに乗り、20分ほどで着く島だ。
ヘルシンキは、殆ど徒歩で回れるほど小さな街なので、空港バス以外の乗り物は、これが初めて。
小雨が降ったので、デッキのベンチをティッシュで拭こうとしたその時、
「へ~イ!」
と、カナダ人の夫婦に遠くから声をかけられる。
二人の大きな身体をベンチの片方に寄せ、此処へ座れと手招き。
なるほど、ここなら快適!
外人は、こういうところが優しい。
途中の小さな島に可愛い家。
こんなのがありなんだ~!
マーケット広場の横にフェリー乗り場があったというだけの理由で来てしまったスオメンリンナ。
何が世界遺産なのか、わからない。
ただの島じゃん。
歩みを進めていくうちに、なにか、物々しい雰囲気に。
ロシアの統治下にあった頃の、要塞だそうで・・・。
よって、大砲はロシアではなく、ヨーロッパの方向に向いているのです。
盛り上がったところは、防空壕。
ロード オブ ザ リングみたいな雰囲気。
一人旅のカナダ人のおばちゃんが、
「すんごいな~あ!カナダにはこんなとこ、あらへんわ~!」
と、感動していた。
そんなスオメンリンナ島にも、住宅はチラホラ。
窓辺の飾り付けがおしゃれ。
左は青いガラス製品、真ん中の窓は赤、右は、白で統一されています。
北欧は、窓辺をガラス小物で飾ることが多いらしい。
島の中にあったガラス工芸のお店に立ち寄ってみる。
どれもこれも欲しいほどステキだったが、ヘルシンキにも支店があるというので、買い物は、後回し。
事務作業中だったお店のオバちゃんが、
「顔上げて窓の外を見るたびにお天気が違うの。」
と、笑っていた。
確かに、滞在中は、毎日、晴れ&曇り&雨でした。
結構広かった島。
たくさん歩きました。
帰りのフェリーに乗り込む前に、カフェで一休み。
この後、お父しゃんは疲れと時差と緊張で、帰る日まで、ずっと、ご機嫌ナナメなのでした!
やれやれ。
by bourreesam
| 2012-09-26 17:19
| フィンランド
おとぼけ顔のパグプー(パグ×プードル)♂と、美形ヨーキー♀に、すっかりやられてしまった、中年夫婦の日記です。
by bourreesam
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